志茂一丁目はそれまで五町会の中で唯一大人神輿をもっていませんでした。
志茂一丁目の神輿は昭和56(1981)年に新調されましたが、この神輿は「一丁目の中だけで作り上げたもの」という自負があります。神輿の製作にこの町の多くの職人が携わりました。当時この町には大工・工務店関係30軒、左官職3軒、鋳金・金属彫刻関係3軒、板金業1軒、建築塗装業3軒、鳶職2軒などが昭和55年の自治会名簿から読み取れます。


神輿製作者の一人である松本隆一郎さんによると、この神輿を製作するにあたり赤羽八幡神社の神輿を原型に取らせてもらい、また模型の神輿なども参考にしながら、三か月ほどの期間と約三百万円の費用をかけたと言います。材料は欅の古材で、神輿を作るからと古民家の木材を譲り受けたそうです。神輿の上に飾られている合金の鳳凰だけで40㎏もあり、周りの鋳物の飾り物を合わせて、百貫(375Kg)もの重量があるそうです。志茂一丁目の神輿は志茂五町会の中では一番大きな神輿になりました。当時は町内に若い方が多くおり担ぎ手集めの苦労はありませんでした。しかし、45年を経て志茂一丁目も少子高齢化が進んでいます。睦会もご多分に漏れず会員の高齢化が問題になってきました。若い地元の皆さんに出来るだけ参加してもらうことを考える必要に迫られています。八月初旬に王子神社の祭礼が開催されましたが、十条付近の町神輿を見ると小型の軽そうな神輿が殆どでした。
今年から志茂の町会自治会は、残暑が厳しい9月を避けて、10月に祭礼を開催することになりました。噂によれば志茂だけでなく王子神社の氏子の町会でも祭りを10月にしたいという意向がでているそうです。
地元の若い皆さん!ぜひ担ぎ手として参加して、担ぎ感のある志茂一丁目の自慢の神輿に肩を入れてみませんか。